園長からのメッセージ | 高松聖母幼稚園

園長からのメッセージ

 創立から70年以上もの時を刻んできた高松聖母幼稚園では、幼児の幸せを願って「いかに子どもの心を育むか」を目標に、変わらぬ思いで教育活動に取り組んでいます。

 好奇心をそそりながら遊ぶなかで知能をのばす知育教材「めんたるぷれい」の導入、音楽に合わせて体を動かし、表現力と柔軟性を育む「リズム体操」、ネイティブの先生と交流しながらグローバルな感覚を身につける「英語指導」、歌ったり楽器を演奏したり体と心を使って楽しむ「音楽指導」、園内調理による心のこもった「自園給食」、自然のなかで心と体を動かす体験を楽しむ「自然保育ランド」など、温かな教師集団に見守られながら、様々な保育プログラムのなかで、幼児期に必要な心と体の成長を促します。

 ここであえて本園の特色と問われれば、幼稚園での生活のなかで一貫して脈打つ建学の精神、すなわち「心の教育」です。

 なぜなら、どれだけ読み書き計算に優れ、いくら表現能力に長けていて、天才的な片鱗をのぞかせていても、子ども自身に「心」が育っていなければ、子ども本人はもとより周りの人間も、少しも幸せではありえないからです。

 そこで問われるのが「心の教育」なのです。一人ひとりが愛され、温かい雰囲気のなかで、自信をもって自分を表現できているだろうか、友だちと笑顔で触れ合っているだろうか、思いやりのある心の交流が持たれているだろうか、生き生きとした微笑みが部屋中にあふれているだろうか、このような日常の風景が本園の教育目標なり、建学の精神の達成度を確認するバロメーターと考えています。

 園児一人ひとりがお互いに「私が私であること」を認め合える園生活、互いの欠点や短所までも含めて、丸ごとを受け入れ合えるような園づくりをめざしています。  子どもの心の自立を目指して、人間愛にあふれる子どもたちを育てましょう。